ドリップスタンドはコーヒー抽出のための補助器具。
仕様用途や代用品についてまとめます。
仕様用途
抽出量を見るため
私が初めてドリップスタンドを使ったときは「抽出量を見るため」に使いました。
私は1杯取りすることが多く、その場合はサーバーを使わず、カップにドリッパーを乗せてドリップすることも多いです。
このとき、ガラス製のサーバーを使えば、透明なためどのくらい抽出されたか一目瞭然なのですが、カップを使うとそうはいきません。
気が付かないうちに溢れてしまう……なんてことも。
たびたびドリッパーを持ち上げて抽出量を確認しながらドリップ……という方法を取る方もいます。
これが嫌な場合には、ドリップスタンドを使うことになります。
ドリップスタンドで浮かせたドリッパーとカップの隙間から溜まったコーヒーを覗けば、抽出量を確認できます。
ドリップスケールと併用して、「注湯量」ではなく「抽出量」を測るため
ドリップスケール(時間と重さを同時計測するスケール)を使う際に、抽出量を計測するならドリップスタンドが必要です。
「注湯量」を計測するセッティング(写真左)と「抽出量」を計測するセッティング(写真右)があります。
注湯量(左):抽出されたコーヒーだけでなく、粉やフィルターが吸うお湯も含めた重さ
抽出量(右):抽出されたコーヒーだけの重さ
後者を計測したい場合にドリップスタンドが必要です。
どちらを測るべきかは別の記事(下記)で。
見栄え/演出のため
上の写真では、透明なサーバーを使っていますからドリッパーを浮かさなくてもどの程度抽出されたか見てわかりますし、ドリップスケールを使っていませんので「抽出量」計測のためのセッティングでもありません。
でも洒落てますね。それで良いのです(?)
コーヒーが「趣味」なら楽しめることが1番重要ですから、たとえコーヒーの味に影響がなくても、たとえ使い勝手にさほど影響がなくても、使いたければ使うべきです。
お店ではパフォーマンスの一環として使われていることもあります。
代替品
注いだお湯の量がわからなくて溢れさせてしまうという事態を防ぐためには、透明なサーバーや透明なカップ、あるいはドリップスケールを使用し、注いだお湯の量がわかるようにしましょう。
一方、ドリップスケール使用時に注湯量ではなく抽出量を測りたい場合は代替品がありません。
抽出量を計測するときはドリップスタンドを使うことになります。
洒落てるから使うという場合も、代替品はありません。
ドリップスタンドの見た目に惹かれるなら使うしかありませんね。
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