今回のテーマはブラジルコーヒーです。
どんな国?
ブラジルは南米の国です。
日本から見ると「地球の裏側」というイメージが強いですよね。
ブラジルはコーヒー生産量圧倒的世界一位で、日本にも古くからコーヒーを輸出してきました。
特にコマーシャルコーヒー(流通量の多い、質・価格ともに普通のコーヒー)の価格はブラジル産コーヒーの収穫量などに多大な影響を受けます。
ブラジル内各産地
コーヒー農家はブラジル南東部に多く存在し、その多くが大規模農園でコーヒーを栽培しています。
「大規模農園」や「小規模農家」などの表記はコーヒー関連の書籍などで見かけます。
「農園の規模なんて味に関係ないでしょ?」と思うかもしれませんが、実は農園の規模は味わいにも大きく影響します。
農園が大規模になるほど手摘みすることは難しくなり、機械で収穫するようになります。
そうなればコーヒーの実1つ1つの完熟度を目で見て確認した上で収穫などということはできないわけで、結果、収穫された実に未成熟なものも混ざることになり、コーヒーの平均的な完熟度は下がってしまうのです。
ブラジルでは大規模農園でコーヒーを大量に栽培して機械で収穫し、とにかく生産量を上げようという考えも多いようですが、近年では質を上げるための試みもなされているようですよ。
コーヒー豆
ブラジルのコーヒーの中で、最も有名なブランドはおそらく「サントス」(貿易港の名前が由来)でしょう。
また、ブラジル独自の等級があり、「ブラジル No.2」などの表記をよく見かけます。
小さい数字であるほど欠点豆(虫食いやその他の理由で味わいが損なわれている豆)が少ないこと示し、数字がNo.2より大きいことはありますが、No.1はありません(No.1は欠点豆0を意味するが、そんなことはあり得ない)。
ジャマイカの「ブルーマウンテンNo.1」のNo.1もよく似た等級で、しかもあちらはNo.1がありえるため、少々ややこしいですが、ブラジルの場合にはNo.2が1番上の等級なのです。
今のところこういったコーヒーの等級はそれぞれの国独自のものが使用されています。
味/香り
ブラジル産のコーヒーは、酸味・苦味のバランスが良いのが特徴です。
ブラジルはコーヒー産地の代表と言えるような国ですから、日本にも古くからブラジルのコーヒーが多く輸入されていました。
我々が「コーヒーの味」だと認識しているものは「ブラジルコーヒーの味」であることが多いとも言います。
とはいえ、誰もが焙煎から日が経っていない新しいコーヒー豆の味を知っているわけではないはず。
1度試してみてはいかがでしょうか。
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