抽出したコーヒーをドリッパーの下で受け止め、そしてカップに注ぐために使われるコーヒーサーバー。
全体が単一素材のものと、本体と持ち手が別素材(別パーツ)のものがあります。
それぞれのサーバーの特徴をまとめます記述します。
単一素材サーバー
長所
- 無駄の無い端正な外観のものが多い
- 洗いやすい(後述)
短所
- 持ち手の形状がシンプルで、製品によってはあまり持ちやすくないこともある
- 持ち手の位置を調整できない
- 比較的高価(成型に手間がかかるため)
洗いやすい
持ち手まで単一の素材ならば「異なる素材間の継ぎ目」という最も汚れがたまりやすい部位がありません。
綺麗に洗いやすく、衛生的です。
持ち手別素材サーバー
長所
- 持ち手の形状に工夫を凝らしたものもある
- 持ち手の素材が様々で、木製のものなどもある
- 持ち手の位置を変更できる(後述)
- 比較的安価
短所
- 外観が野暮ったいものもある
- 洗い難い(後述)
持ち手の位置を変更できる
もし持ち手別素材のサーバーを使うなら、持ち手の位置を調整してみましょう。
購入時点では、サーバーの注ぎ口と持ち手のなす角は180°の場合が多いです。
これをどう持ちますか?
上写真左のように握りこんで持つと、手首を捻るだけで楽に注げます。
上写真右のようにまっすぐ持つと、肘や前腕を上げて注ぐことになります。
これは少々負担が大きく、また安定しない姿勢です。
とはいえ、個々人の手の大きさやクセによって持ち方は違うでしょう。
また、持ち手のデザインもいろいろですから、握りこみやすい形状の場合もあれば、まっすぐ持ちやすい形状の場合もあるはずです。
もしお手持ちのサーバーをまっすぐ持つのが自然と感じるのなら、持ち手と注ぎ口の位置関係を変えてしまいましょう。
ドライバーでネジを緩めて、持ち手を回して、ネジを締めるだけ。
注ぎ口を0°とすると、持ち手はほぼ90°の位置にくるようにします。
これは「急須」の持ち手と注ぎ口の位置関係に近いですね。
急須の場合は90°より鋭角に作られる場合も多いとか……個々人が使いやすいように調整することをおすすめします。
これで、まっすぐ持った場合でも、それこそ急須のように、前腕の位置をほぼ変えないまま手首の捻りだけで注げます。
左利きなら、持ち手と注ぎ口の位置関係を右利きとは逆向きにします。
洗い難い
持ち手別素材のサーバーは、使うたびに洗っていても、持ち手を本体に固定するためのベルト状パーツの下までは洗いきれません。
とはいえ、このパーツは持ち手と共にネジで本体に留められていて、ドライバーがあれば外せるものがほとんど。
ときどきで構わないと思いますので、外して念入りに洗いましょう。
最後に
最近の新製品には単一素材のサーバーが多いような気がします。
新たな標準になっていくのかもしれません。
しかし昔ながらの持ち手別素材のサーバーにも長所があります。
うまく工夫して、最大限便利に使っていきましょう。
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