ちょっとした旅をしたときのことです。
道中で汲める湧き水でコーヒーを淹れたくて、道中でロースター(焙煎店)に寄ったのです。
そして見つけたのがちょっと珍しいタイのコーヒー豆。
調べてみることにしました。
どんな国?
タイはアジアの国家です。
タイでは、ロブスタ種(味は良くないけれど病気に強い。インスタントコーヒーなどに使われる)が多く生産されるようですが、アラビカ種(味が優れる)も育てられているとのこと。
ただしアラビカ種は多くが国内消費され、海外に輸出されるのはその多くがロブスタ種です。
私の手元にあるのはアラビカ種ですから、ちょっと珍しいものを手にしたわけですね。
タイ内産地
タイ北部、そしてそこと国境を接するミャンマー、ラオスの一部を含めた一帯は「黄金の三角地帯(ゴールデントライアングル)」と呼ばれていたようです。
この地域の山岳地帯には、かつて、貧しさから麻薬の原料であるケシの栽培に手を染めざるをえない人たちがいました。
しかし今では、この問題の解決を図ったタイ王室により、かつてケシが栽培されていたこの地域はコーヒーの生産地へと変わってきました。
ブランド
かつてケシ栽培が行われていたタイ北部では、今や小規模農家が高品質なアラビカ種のコーヒーを栽培しています。
特にドイトゥン地区で栽培された「ドイトゥンコーヒー」が有名です。
また、チェンライ地区の「ブルームーン」も知られています。
味/香り
黒糖のようなコクと、ナッツのような香ばしい苦味があります。
爽やかで綺麗な酸味も特徴と言えるでしょう。
年々品質を上げているタイコーヒーには今後も期待できますよ。
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