どんな国?
コスタリカは中米の国家です。
中米の中でもいち早くコーヒー豆の生産を始めたのだとか。
タラスなど主要7地域で、豊かな自然と調和した農園でコーヒーが生産されています。
コーヒー生産
コスタリカの農家は、そのほとんどが小規模農園でコーヒーの木を栽培しています。
農園が小さければ生産者の目が届きやすいでしょうし、特に収穫の際には1つ1つ完熟度合を確かめながら収穫できます。
これが大規模農園だと機械で一気に収穫する必要があり、完熟した豆も未熟な豆も混ざってしまいます。
基本的には1つずつ選別して収穫できる小規模農園のコーヒーの方が高く評価されます。
ハニー精製
コーヒーの実の状態からコーヒー豆(種)を取り出す行程を精製と呼びます。
コスタリカではいくつかの種類の精製が実施されており、例えば「ウォッシュト精製(Washed processing)」がその1つです。
また、「ハニー精製(Honey processing)」と呼ばれる特異な精製も行われます。
ハニー精製とは、よく耳にするウォッシュト精製とナチュラル精製の間を取ったような精製法です。
パルプトナチュラル(下記リンク先)と呼ばれる精製法と、実施する目的や国が違っているようですが、基本的には同じ精製法です。
途中まではウォッシュト精製と同じで、まずコーヒーの実の皮と果実を除去します。
すると、パーチメントと呼ばれる殻のようなものに包まれたコーヒー豆(パーチメントコーヒー)を取り出せます。
パーチメントコーヒーはミューシレージと呼ばれる粘性のある層に包まれています。
このミューシレージの一部をときに除去し、ここからはナチュラル精製と同様に天日干しして乾燥させます。
ミューシレージを除去する工程で、どの程度ミューシレージを残すかにより、下記のように呼称が変わります
[少ししか残さない]ホワイトハニー < イエローハニー < レッドハニー < ブラックハニー[多く残す]
少ししか残さないとウォッシュト精製のすっさりとした果汁のような味わいに近づき、多めに残すとナチュラル精製のコク深い赤ワインのような味わいに近づきます。
味/香り
コスタリカコーヒーは酸味が強めなのが特徴でしょう。
甘味も感じますが、これが何とも複雑なコクのある甘味です。
黒糖のようなコクや、あるいはバナナのようなコクがあるものもあります。
まとめると「風味が豊か」で「面白い」コーヒーなのです。
是非1度試してみてください。
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