手網コーヒー豆焙煎①では手網を100均素材でDIYしました(材料費330円!)。
この手網を使って焚き火でコーヒー豆を焙煎してきましたので、今回記事にしていきます。
なお、下記のような市販されている手網でも、アルミホイルで包めばこの記事と同じように焙煎できるはずですよ。
キャンパーの皆さん、是非挑戦してみてください。
焚き火焙煎
焚き火で焙煎していきましょう。
「直火式」と「半熱風式」(アルミホイルで手網を包む)のどちらでも焙煎できます。
直火式手網焙煎した場合、ガスの火ならまだしも焚き火の場合には煙の香り(匂い)が焙煎豆に付いてしまいます。
それはそれで焚き火焙煎ならではの魅力と捉えることもできますが、コーヒー豆本来の繊細な香りを邪魔するとも言えます。
今回は、半熱風式手網焙煎(アルミホイルで包んだ手網を使用)を採用しました。
手網コーヒー豆焙煎③[半熱風式]で紹介している手順で焙煎していきます。
焙煎の流れを示す図だけはここにも貼っておきますね。
上図は、屋内を想定した半熱風式手網焙煎の手順として作成したものですが、アウトドア焚き火焙煎でもこの焙煎の流れは変わりません。
我々が最も慣れたガスの火は非常に強く、それと比べると焚き火では見た目ほどの火力ではないのですが、半熱風式はアルミホイルで手網を包むため、ますます熱が伝わり難いです。
したがって、火を強くし積極的に加熱する必要があります。
焙煎に時間をかけすぎるとコーヒー豆の風味が飛ぶため10分以内の1ハゼ開始を目指します……が、私はこのとき1ハゼ開始まで約13分かかってしまいました。
ガスの火で焙煎するときより(特に室温が安定し風もない屋内で焙煎するときよりは)ゆっくりと手網を振ります……が、なかなか思ったように焙煎が進みませんでした。
振り方を色々と工夫し約9分焙煎したところで適切な振り方がわかってきて、それからようやく順調になった感じでしたね。
最終的に辿り着いた振り方は「2秒止めて2秒振っての繰り返し」です。
なお、1ハゼの音が焚き火のパチパチという音に紛れてしまいますので、聞き逃さないよう要注意です。
開始から約16分で2ハゼが始まりました。
2ハゼは1ハゼより音が小さいですが、薪のパチパチとは全く違う音のため、むしろ1ハゼよりも聞き取りやすく感じました。
この豆は酸味が少々強いため、しっかり2ハゼまで入れて酸味を殺して飲みやすくすることを目指しました。
少しだけ2ハゼを起こして、16分と30秒程度で煎り止めしました。
余熱で火が通りすぎることを防ぐために、すぐ冷まします。
アルミホイルを破いて手網をぶんぶん振って冷ましても良いのですが、このときは底が平らな(平らだと豆と豆が重ならなくて冷ましやすい)ふるいに焙煎豆を移して、うちわで扇ぎました。
早速、頂きます。
焚き火焙煎における半熱風式の長所
焚き火焙煎する際の、(直火式と比較した)半熱風式の長所について記述します。
外気で豆が冷め難い
直火式の場合、手網内の熱は外気により奪われてしまいます。
半熱風式だとアルミホイルで包みますので、外気による影響は比較的少ないと言えます。
ただし、アルミホイルのせいで豆が見えないため焙煎の進行具合を確認し難いという難点はあります(手網を開ければ見えますが、熱を奪われるので極力避けたいのです)。
コーヒー豆に煤が付かない
焚き火をしたことがある方、特に焚き火で調理したことがある方ならご存じだと思いますが、燃える薪からは煤が出ます。
私のアウトドア用ケトルなど煤で真っ黒になっています。
直火式手網焙煎の場合は、煤はコーヒー豆にも付いてしまいます。
焙煎が長引くと、見た目で焙煎度が分からないほど、煤でコーヒー豆が真っ黒になります。
下写真は、私が以前、直火式手網焙煎したときに、時間をかけすぎて煤だらけにしてしまったコーヒー豆です。
「ただの極深煎りじゃないの?」と思うかもしれませんが、これで中煎り(1ハゼが終わったばかりくらい)ですから本来は薄茶色のはずです。
煤のせいで、色味からは焙煎の進行具合が全く分かりませんね。
ただし、こんなに煤が付くのは「直火式」手網焙煎だから。
「半熱風式」手網焙煎であれば、アルミホイルで包みますので、コーヒー豆に煤が付く心配はありません。
生豆の購入について
生豆を購入できるお店は1kg単位で販売している場合が多いのですが、少々多いと感じることもあるでしょう。
下記くらいの量だと買いやすくておすすめです。
また、私が焙煎を始めた頃に初めて生豆を購入したのが下記リンクのお店です。
このお店でも少量の生豆が購入できます。
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