手網コーヒー豆焙煎④[アウトドア直火式]

アウトドア手網焙煎(直火式) 技術

手網コーヒー豆焙煎①[準備・工作]で作成した(材料費330円)手網を使って、焚き火でコーヒー豆を焙煎してきました。

下記のような市販されている手網でも、この記事と同じように焙煎できますよ。

焚き火焙煎

焚き火で直火式手網焙煎をすると、煙の香りが焙煎豆に付きます。
コーヒー豆本来の繊細な香りを邪魔すると解釈するのが普通かもしれませんが、今回はそれが焚き火焙煎ならではの魅力と捉えていきましょう。

焙煎の予備知識や手順は手網コーヒー豆焙煎②[直火式]で詳しく書いています。

焙煎の流れを示す図はここにも貼っておきますね。

焙煎の流れ

上図は、屋内を想定した直火式手網焙煎の手順として作成したものですが、アウトドア焚き火焙煎でもこの焙煎の流れは変わりません。

ガスの火と比べると、焚き火では見た目ほど豆に熱量が伝わりません(というよりガスの火が強いんですよね)。
寒い時期であれば特に豆の熱は奪われますので、結構な高火力で焙煎することにしました。
屋内でガスの火を使うなら豆を火で直接炙ることはしません(火から離して熱風だけ当てる)が、今回の焚き火焙煎ではかなりしっかり火で炙ります。

焙煎

10分以内に1ハゼを起こしたかったのですが、それを超えて12分で1ハゼ開始した……ようなのですが、1ハゼの音が焚き火のパチパチという音に紛れてはっきりとは聞こえません。
「今ハゼた?」と感じてから手網を耳に近づけて「パチッ」と聞こえたことで、ようやく1ハゼとわかりました。

その後2分間煎って、つまり焙煎開始から14分で煎り止め。1ハゼの終わりくらいでしょうか。
自宅で焙煎する際は手網とは別の(底が平らな)ザルに焙煎豆を移して冷ましていますが、今回はアウトドアのため持ち物・器具を減らしたいと考え、冷ますためのザルもうちわも使わず、手網をぶんぶん振って冷ましました。

焙煎豆を冷ます

焙煎したのが寒い時期なのもあって、それほど時間をかけずに冷ますことができました。

焙煎豆はこんな感じ。なかなか綺麗に焙煎できているのではないでしょうか。

焙煎豆

豆に煤が少々付いて黒っぽくなったので、実際の焙煎度よりちょっと深煎りに見えますが、浅煎りの終わり~中煎りの始まりくらいの焙煎度です。

早速、頂きました。格別で贅沢な経験です。

アウトドアコーヒー

焚き火焙煎の特徴

飲めれば良い、くらいの気持ちで焙煎するのもありです。
ただ、もし美味しく綺麗に焙煎したいと思うなら、以下のような点が難易度を上げるということを知っておくと良いと思います。

火力が安定しない

手網焙煎ではよく使われるカセットコンロと比べ、焚き火は火力の安定性に欠けます。
薪の状態や風の強さにより火力は変わりますし、火が吹き上がる方向もガスのように一定方向とはいきません。

外気で豆が冷める

直火式手網焙煎の場合、手網内の熱は外気により奪われてしまいます。
半熱風式(アルミホイルで手網を包む)手網焙煎なら奪われる熱は控えめですが、豆が見えない(手網を開ければ見えますが、熱を奪われるので極力避けたい)ため焙煎の進行具合を確認し難く、だからといって直火式手網焙煎だと冷めやすいし……どちらにせよ焚き火による手網焙煎は難しいのです。

豆がハゼる音が聞こえ難い

1ハゼの音は焙煎の進行具合を把握する良い指標ですが、これが焚き火焙煎だと聞こえ難く、焙煎の難易度を上げます。

まず、屋外は音が発散します。
加えて、環境音や雑音が1ハゼの音を隠してしまいます。
何より、焚き火が立てるパチパチという穏やかな音は、1ハゼとよく似ているのです。
川のせせらぎや木擦れの音が聞こえて、焚き火もパチパチと穏やかな音を立てる……癒されますが、これらが焙煎の難易度を上げてしまいます。

焚き火

豆に煤が付く

焚き火をしたことがある方、特に焚き火で調理したことがある方ならご存じだと思いますが、燃える薪からは煤が出ます。
煤はコーヒー豆にも付いて、焙煎が長引くと豆が煤に包まれて真っ黒になってしまいます。

下写真は、私が以前失敗して煤まみれにしてしまった豆です。ちなみに未だ中煎りですよ。

煤が付いてしまったコーヒー豆

上の写真のコーヒー豆は中煎りなのに、色だけで判断すると極深煎りですよね。
煤だらけで真っ黒なため、豆の色からは焙煎の進行具合を測れませんね。

焙煎の進行具合を目視で確認しながら焙煎するために、できるだけ短時間で焙煎を終わらせましょう。

生豆の購入について

生豆を購入できるお店は1kg単位で販売している場合が多いのですが、これから手網焙煎を始めようと考えている方にとっては少々多く感じるのではないでしょうか。
最初は下記くらいの量が良いと思います。

また、私が焙煎を始めた頃に初めて生豆を購入したのが下記リンクのお店です。
このお店でも少量の生豆が購入できます。

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