電子レンジでコーヒー豆焙煎に挑戦②

シフォンケーキ型で電子レンジコーヒー豆焙煎 焙煎

電子レンジを使ったコーヒー豆焙煎、その②です。
①で初挑戦したのですが、その際に気付いた問題点を改善して煎ってみます。

前回(①)気付いた問題点

電子レンジは中心部に置いたものが強く加熱されるというのはよく知られたことだと思います。

コーヒー豆の焙煎でも、中心部の豆だけ先に焼けてしまい、焦げ・煎りムラの原因になります。
下記は前回(①)焙煎した際の写真です。中心部だけ黒く焼けているのが分かるでしょうか。

中心部だけ焼けてしまった

また、このように中心部が先に焼けることを防ごうと加熱時間を短くすると、今度は加熱回数を増やすことになり、焙煎が面倒になります。
前回(①)、電子レンジ出力600Wで、20秒ずつ30回加熱しました。
回数があまりに多いですよね。

①で気付いたこれらの問題を改善しよう、というのが今回の記事です。

改善法1回目

器は前回同様に下記のものを使います。

この器の中心に小さな器(100均で買いました)を置き、コーヒー豆が器の中心部に来ないようにします。

中心部を避けて生豆を配置

中心部に豆が来なければ、中心部が焦げやすくても関係ないだろう、という考えですね。

下記の通り焙煎します。

  • コーヒー豆(エルサルバドル)40g
  • 電子レンジ 出力600W、30秒ずつ、10回加熱

加熱してはしっかり混ぜる、これを繰り返します。
1回30秒で、10回加熱しましたので、合計加熱時間は5分です。

焙煎終了

綺麗に煎れたのではないでしょうか。

綺麗に煎れた

5分という加熱時間はコーヒー豆の焙煎に要する時間としては非常に短いです。
もし手網焙煎でこんな短時間に焙煎すると、豆の表面にばかり火が通って中が生焼けの状態になってしまうでしょう。
しかし、電子レンジはコーヒー豆内部の水分子まで振動させるため、短時間でも中までしっかり火が通るはずです(5分がベストとは言いませんが)。

今回の焙煎度はミディアムローストの後半(ハイローストの手前)といったところです。
より深く煎っても(加熱回数を増やしても)良いですね。

改善法2回目

ここでは100均の紙製シフォンケーキ型を使ってみます。

シフォンケーキ型

シフォンケーキ型だと中心部が空いていて、改善法1回目で器を中心部に置いた状態に近い形状のため、これでも焙煎できそうだなと思ったのです。

生豆

なお、耐熱温度は220℃と記載されていますので、2ハゼまで煎るなら要注意ですね。

耐熱温度

私は既にガラスの器を購入してしまっていますが、これから初めて挑戦するという方は100均製品で気軽に試せると良いのではと思いまして、今回買ってきました。

この100均のシフォンケーキ型の良いところは下記の通りです。

  • 安い(手軽に試せる)
  • 軽くて、この型自体を振って攪拌できる(スプーンなどが不要)

下記の通り焙煎します(器が違うこと以外は先ほどと同じです)。

  • コーヒー豆(エルサルバドル)40g
  • 電子レンジ 出力600W、30秒ずつ、10回加熱

改善法1回目の焙煎の条件と同じですが、加熱と次の加熱のインターバルがどうしても毎回変わってしまいます。
ええ、ブログ用の写真撮ってるせいです (;^ω^)
本当はインターバルも測って統一しないといけないのでしょうけどね。

攪拌するときはこんなふうに器を持って振れます。

攪拌

ガラス製だと熱くなりますが、紙製だったらたいして熱くならないから可能なことです。

1回30秒で、10回加熱しましたので、合計加熱時間は5分です。

焙煎終了

思ったよりも煎りムラが生じてしまいました。

煎りムラ発生

加熱と加熱のインターバルが悪いのかもしれませんが、もしかするとシフォンケーキの型がほとんど蓄熱しないことが原因かもしれません。
改善法1回目で使ったガラス製の器の場合は、器から豆に、あるいは豆から器に伝わる熱があるはずですが、それが紙製シフォンケーキ型にはほぼないのですよね。

改善の余地ありですね。

ちなみに、本来の用途で(シフォンケーキを焼くのに)使った時はいざ知らず、コーヒー豆の焙煎に1度使ったくらいではシフォンケーキ型はヘタレませんでした。

1度使ったシフォンケーキ型

何度も使えてコスパが高いですね。

最後に

最後までご覧頂きありがとうございます。

改善法1回目は綺麗に焙煎できました。
ガラス製の器を使った電子レンジ焙煎のコツはつかめたかもしれません。

改善法2回目はより気軽に挑戦できるようにと100均製品の紙製シフォンケーキ型でコーヒー豆を煎ってみました。
これは煎りムラが生じてしまい、まだまだ改善の余地ありでしたね。
より簡単に、より綺麗に煎ることのできる方法をこれからも考えていきます。

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