我々日本人にとってはあまり馴染みがないスパイスコーヒー。
しかし、スパイス+コーヒーという組み合わせを楽しむ国も多いのだとか。
エキゾチックな魅力。ワクワクしますね (*^^*)
私も未経験なので1つずつ試していきましょう。
スパイスコーヒー①は「カルダモン」を使ったコーヒーです。
カルダモンとは
カルダモンはインド原産のスパイスで、ショウガ科の多年草ショウズクの種子の部分です。
スパイスはホール(挽いていない丸ごとのスパイス)またはパウダー(挽いた状態)で売られています。
カルダモンは、ホールの状態ではサヤに包まれており、剥いて中の種子の部分だけを使うことも多いようですが、サヤごと使うこともあります。
その場合は、サヤに傷を付けたり、サヤごと切ったりすることもあるようですね。
インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」では古くから使用されてきたとのこと。
サウジアラビアやアラブなど中東のほか、スウェーデンなど北欧の国家でも愛されています。
熱い地域で体を整えるため、あるいは寒い地域で体を温めるため、スパイスが重宝するということでしょうか。
日本も近年は暑い上に湿気が恐ろしいレベルですから、スパイスで体調を整えていきたいですね。
香り
清涼感のある上品な香りが特徴で「香りの王様」とも「スパイスの女王」とも呼ばれます。
個人的には後者がしっくりきます。清涼感から貴婦人然とした印象を受けるんですよ。
カルダモンパウダーをペロッとしてみましたが、仄かな苦味を感じ、また舌に少しだけピリッと感じました。
そういえばショウガ科でしたね。ショウガほど強くないものの、僅かに辛味があります。
コーヒーの味を押しのけて主張するほどの強い味ではないため、カルダモンコーヒーにおける役割は香りを加えることのみと考えて良いと思います。
カレー(インドなど)、カルダモンロール(シナモンロールのカルダモン版。シナモンと併用したりも。スウェーデンなど)といった料理に使われます。
また、ショウガやシナモンなどと共に紅茶と合わせてチャイ(インドなど)が作られたりと、飲み物にも使われます。
そして、コーヒーにも合わせられ、カルダモンコーヒー(インドなど)やアラビックコーヒー(サウジアラビアなど)に使われます。
効能
カルダモンの効能と言われるものを挙げます。
- 消化促進
- 整腸作用
- 口臭予防
- 血流促進、発汗作用
- リラックス効果
- 集中力向上
夏バテ予防に最適ですね。
清涼感のある香りを活かすならアイスコーヒーでしょうか。
という訳で、アイスカルダモンコーヒー、淹れてみましょう。
淹れ方
カルダモンの香りをコーヒーに移せればどう作っても良い訳で、つまり色々な淹れ方があります。
1番簡単なのは淹れたコーヒーにパウダー状のカルダモンを振りかける方法です。
いずれはその淹れ方も試したいところですが、今回は口当たりに影響が少なそうな、それでいて簡単な淹れ方を選んでみます。
まずは材料と分量です。
- コーヒー豆 20g
- お湯 200ml+余剰分(注湯量は200mlだが、ドリップポットには多めに入れたい)
- 氷 200g
- カルダモンパウダー 0.2g
アイスコーヒー1杯分の分量のつもりですが、ホットコーヒーに大雑把に換算すると2杯分程度です。
カルダモンについて、よく言われる分量は「コーヒー1杯に対しホールカルダモン1粒」というものですから、今回のアイスコーヒーの分量だとホールカルダモンだったなら2粒程度が妥当でしょうか。
しかし、今回はパウダーのカルダモンを使います。
ホールと比べて保存期間中に香りが飛びやすいとはいえ、細かく挽いてあると香りがコーヒーに移りやすいため……今回はホールカルダモンを使う場合の半分くらい、つまりホール1粒分のカルダモンパウダー(0.2g程度だそうです)を使ってみます。
コーヒー豆を測り、挽いたらドリッパー+ペーパーフィルターに乗せます。
そして、先ほど測ったカルダモンパウダーもここに入れてしまいます。
あとは普通にドリップです。簡単ですよね (*^^*)
氷を200g入れたサーバーを下に置いて、注湯量200gでドリップ……この辺りは普通のお湯出し(急冷式)アイスコーヒーの淹れ方ですね。
飲んでみよう
早速飲んでみましょう。
うん、清涼感があります! 夏に良いですね (*´ω`)
単なるコーヒーとは明らかに違う香りです……が、優しい香り、という程度です。
もう少しカルダモンを入れても良かったかもしれませんが、あまりスパイスが効きすぎても美味しくないでしょうから……+0.1gくらいでしょうか。それでも1.5倍ですからね。
途中まで飲んで、少し甘い方がカルダモンとの相性は良いのではないか、と思えたのでメープルシロップを入れてみました。
おお、これも美味しいです。メープルシロップの甘さとカルダモンの香りが馴染みます (*'▽')
よって、分量を更新しましょう。
こんな感じでどうでしょう。
- コーヒー豆 20g
- お湯 200ml+余剰分(注湯量は200mlだが、ドリップポットには多めに入れた方がよい)
- 氷 200g
- カルダモンパウダー 0.3g(先述の分量から+0.1g)
- メープルシロップ お好みで
最後に
今回、初めてカルダモンコーヒーを淹れてみました。
その清涼感は甘味無しでも楽しめましたが、メープルシロップを加えてもとても合いますね。
今回はミルクは使いませんでしたが、紅茶だとチャイにも使われるスパイスですから、きっと相性が良いでしょう。
いずれ試してみたいところです。
今後も色々なスパイスコーヒーを試してみようと思います (*^^*)
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