ブラックコーヒーを飲めない友人に、カフェラテを淹れたとして。
ミルクと甘味料をたっぷり入れて、それでどうにか飲めたとして。
それは「飲める」だけで「美味しい」とは思ってくれてないかもしれません。
「美味しい」と言わせてやるぜ! ってことで、今回はスパイスたっぷりのシロップを自作し、甘~いスパイスラテを淹れてみました。
いわゆる「ガムシロップ」について
粉状の砂糖はホットコーヒーには溶けてもアイスコーヒーには溶けません。
よって最初から液体の「ガムシロップ」がほとんどの喫茶店・カフェに置いてあります。
このガムシロップ、実は自宅でも簡単に作れます。
作り方は簡単で、砂糖と水を1:1の割合で混ぜて火にかけるのです。
今回はガムシロップにスパイスで風味を付けることで「スパイスシロップ」を作ります。
シロップですからアイスカフェラテにも溶けますが、ホットスパイスラテも美味しいですよ。
スパイスラテの作り方
まずはスパイスシロップの材料一覧です。
- 水:100g
- 砂糖(などお好みの甘味料):100g
- ①クローブ:2g
- ②スターアニス:2g
- ③カルダモン:1g
- ④シナモン:1本
上記①~④がスパイスです。
こんな見た目(下記写真)をしています。
①クローブは甘い香りで、今回のスパイスシロップに欠かせません。
②スターアニスは中華料理でお馴染みの「八角」で、独特の華やかさが魅力です。
③カルダモンの上品で清涼感ある香りも今回加えました。
④シナモンは(日本人にとって今回のスパイスの中で最も身近だと思いますから説明不要かもしれませんが)甘く力強い香りです。
ホールスパイス(挽いていないスパイス)を想定しています。
カルダモンのさやはキッチンバサミで切っておくか、指でさやを壊しておきます(ただし固いので、指で壊すのは男性でないと難しいかもしれません)。
シナモンは折ったり、丸まっているのを広げる方向に力を加えて割いたりしておくとベターです。
なお、もしも挽いたものしか手に入らなかった場合には、粉は味・香りが出やすいため量を減らしたうえで、お茶用のパック(下記のような)などに入れて使います。
作り方は下記のとおりです。
- 上記の材料すべてを鍋に入れる
- 沸騰させ、弱火で5分ほど煮出す
- 冷めるまで放置してシロップにスパイスの味を馴染ませる
- 茶こしで濾して保存容器に詰める
今回は砂糖ではなくきび砂糖を使ったためスパイスシロップ全体が茶色です。
これをカフェラテに混ぜればスパイスラテの完成です。
今回は華やかなエチオピア(ナチュラル:天日干し)の中煎りと合わせてみました。
今回使ったミルクは牛乳ですが、アーモンドミルクなんかもおすすめです。
スパイスシロップは冷たいコーヒー/カフェラテにも溶けますから、氷を入れたアイススパイスラテも楽しめます。
アレンジ
クラフトコーラ
今回作ったスパイスシロップを炭酸水で割ってレモンを絞るとクラフトコーラとして楽しめます。
これすごく美味しいです。おすすめです (*^▽^*)
あるいは、最初からクラフトコーラのシロップとして作ってしまうのもありです。
クラフトコーラシロップは先述したスパイスシロップの作り方にほんの少しアレンジを加えれば作れます。
上記の工程1で、先述の材料に加えて、レモン0.5~1個を輪切りにして入れます。
工程2は上記のとおりですが、工程3で長めに1晩~丸1日時間を取ります。
ただし、炭酸水で割ってごくごく飲みますから、先述の材料より多めの分量で作ると良いと思います。
下記写真でおおよそ3倍量です。
コーラらしいカラメル色にしたければカラメルを作って混ぜても良いです。
それが面倒なときの手抜き方法もあって……砂糖の代わりにきび砂糖や三温糖を使うとカラメル色のシロップになりますので、コーラっぽさが少し増します (*´ω`)
このクラフトコーラシロップを炭酸水で割れば、暑い時期の元気の源クラフトコーラが作れます。
お好みのミルク(牛乳やアーモンドミルクなど)で割っても美味しいのでおすすめです。
チャイ/ジンジャーエール
クラフトコーラシロップではレモンを入れましたが、チャイシロップでは生姜0.5個を輪切りにして入れます。
寒い時期にはこのチャイシロップをミルクティーに入れてチャイを作れますし、暑い時期には炭酸水で割ればジンジャーエールになります。
最後に
最後までご覧頂きありがとうございました。
「コーヒーは自由。ミルクや砂糖を入れても良い」という考えはよく耳にしますが、自由でいいよという丸投げではなく、ブログをやるからには自分なりの『提案』をしたいと思っています。
今回のスパイスラテという『提案』も、気が向いたらで結構ですので、お試しください (*'▽')
コメント